煌めきをまとう伝統技法、シルバーエナメルとギロッシュエナメル

アンティークジュエリーや高級時計の文字盤、特別な工芸品に用いられ、時代を超えて人々を魅了し続ける技法があります。
それが「シルバーエナメル」と、その最高峰とも言われる「ギロッシュエナメル(Guilloché Enamel)」です。
金属の持つ普遍的な輝きと、ガラス質の持つ透明感のある色彩。その2つが奇跡的な融合を果たした、至高の美の世界をご紹介します。
シルバーエナメルとは
純銀と色彩が織りなす、吸い込まれるような透明感
シルバーエナメルとは、銀(シルバー)の表面にガラス質の釉薬(エナメル/七宝)を焼き付ける技法です。
銀は、数ある金属の中でも最も光の反射率が高いという特性を持っています。その純白に近い銀の輝きの上に、透明度の高いエナメルを施すことで、まるで内側から発光しているかのような、深く、みずみずしい色彩が生まれます。
ゴールドのエナメルが放つ「重厚で華やかな美しさ」とは異なり、シルバーエナメルは「洗練された気品」と「どこか儚げで神秘的な透明感」を感じさせるのが最大の魅力です。
ギロッシュエナメルとは
光の角度で表情を変える、職人技の結晶
ギロッシュエナメルは、シルバーエナメルをさらに進化させた、極めて緻密な伝統技法です。
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下地への緻密な彫刻 金属の表面に「ローズエンジン」と呼ばれる特殊な旋盤や手彫りで、放射状の波紋や幾何学的な直線・曲線の模様(ギロッシュ)を深く刻み込みます。
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透明エナメルの高度な施釉 その彫刻の上から、色のついた透明なエナメル(ガラス質)を幾重にも焼き付け、表面を平滑に磨き上げます。
【美しさの秘密】
彫刻の「溝の深さ」によってエナメルの厚みが変わるため、1つの作品の中に自然なグラデーションが生まれます。光を受けると、下地の彫刻が万華鏡のように光を反射し、角度を変えるたびにシルクのドレスのように美しく揺らめきます。
kobokでは、ギロッシュエナメルの技法を参考にし、3Dプリンターにて型を起こし、レーザー彫刻にて彫をいれています。
同じものでも釉薬の彩色は、焼成等で変わってきますので、すべて1点ものとなります。

